はじめに
派遣の日雇いは、「不安定な働き方から労働者を守る」ために規制された制度です。しかし、実際に求人を見ていくと、ある矛盾に気づきます。
それは、生活に余裕がない人ほど、派遣の日雇いを使えないという構造です。
※本記事は内容の変化に応じて随時更新しています(最終更新:2026年2月)。
制度が想定している労働者像
日雇い派遣の例外条件を見ると、共通点があります。
- 学生
- 高所得者
- 世帯に収入の柱がある人
つまり制度は、「この仕事だけで生活しない人」を前提に設計されています。
実際に排除されるのは誰か
一方で、
- 収入が不安定
- 今すぐ働きたい
- 短期で仕事を探している
といった人ほど、派遣の日雇いには応募できません。
結果として、
- 派遣経由の単発仕事 → 利用不可
- 直接雇用の日雇い・請負 → 自己責任
という選択肢しか残らないケースもあります。
求人サイトで混乱が生まれる理由
求人サイトでは、
- 派遣
- 直雇用
- 請負
が混在して表示されます。そのため、同じ「日雇い」「短期」に見えても、制度上の扱いがまったく異なる場合があります。
この分かりにくさが、応募者の混乱を生んでいます。
違和感を覚えるのは自然なこと
「守るための制度なのに、なぜ使えないのか」
そう感じるのは自然です。この矛盾は、個人の問題ではなく、制度設計と現場のズレから生じています。
結論
派遣の日雇い規制は、労働者保護を目的として作られました。しかし現実には、保護されるはずの人ほど排除される構造が生まれています。
求人に違和感を覚えたときは、自分の感覚を否定せず、制度の前提を一度疑ってみることも大切だと感じました。
